本研究室にて実施した研究論文が、「日本感性工学会論文誌」に掲載されました。
内容は下記のとおりです。
論文題目:光反射測定および機械学習を用いたベースメイクアップ化粧品における艶感の知覚・認知基準に関する探索的分析
著者:中村もも花, 丸弘樹, 武内俊次, 金井博幸
DOI:https://doi.org/10.5057/jjske.TJSKE-D-25-00059
概要:
本研究では、ファンデーションの「艶感」と光学特性との関係を検討しました。人工皮膚を用いて条件を統制し、官能評価、光反射測定、およびCNNを用いた画像解析を組み合わせて評価を行いました。その結果、艶感には「明るさ」を重視する見方と「なめらかさ」を重視する見方が存在し、それぞれで重要となる光の反射特性や輝度分布が異なることが明らかになりました。これらの成果は、感覚的な「艶感」を客観的に評価するための新たな指針を示すものと期待されます。
本論文は、D1中村さんが学部・修士課程在籍時に取り組んだ実験成果をまとめ、筆頭著者として執筆したものです。
中村さんにとっては、初めての学術論文であり、研究計画の立案から実験、データ解析、論文執筆、査読対応に至るまで主体的に取り組んだ成果です。
特に査読対応では、修士論文執筆時期とも重なり大きな苦労があったと思いますが、多くの修正や追加検討を重ねながら粘り強く取り組み、最終的に論文掲載へと結び付けることができました。
論文執筆を通じて得られた経験は、中村さんにとって博士課程での研究や将来にとって大きな財産になると思います。論文掲載おめでとうございます。
本研究の遂行にあたり、ご指導・ご支援を賜りました関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。