ワタの栽培
附属農場では繊維に関連した作物をいくつか栽培しています。ワタ(綿花)もその一つです。ワタの種は上田市では5月の中旬に蒔きます。日平均気温が15℃を超えるころが良いようです。栽培は毎年、応用生物科学科の農場実習に取り入れ、一緒に作業をしています。写真は間引きをしているところです。
日本でワタ栽培をしている場所は少ないので、ここで初めてワタを見る学生がほとんどです。しかし明治時代までは日本でも各地で栽培がされていたようです。最近では珍しさもあり、小学校~高校での探究学習などにワタ栽培を取り入れてる学校もあり、附属農場もそのお手伝いをしています。
8月にはきれいな花が咲きます。同じアオイ科のオクラと似ています。秋には白や茶のコットンボールが開き、とても綺麗です。収穫すれば糸にすることはもちろん、いろいろな工作などに使え、子供でも楽しめます。
我々は収穫した種を大切に保管し、また翌年に栽培し、それを繰り返してきました。今年も除草や支柱立てなどの管理が始まりました。




