当農場は全国でも数少ない工学系学部附属の農場です。繊維学部構内農場(上田市)と大室農場(東御市)から構成され、繊維産業に関連した生物資源生産とその機能利用が附属農場の特徴です。

農場の仕事

 繊維学部附属農場はカイコや繊維作物を中心とした生物資源生産とそれらを利用した「研究」「教育」「地域貢献」を目的に活動しています。詳しくは各ページの紹介をご覧ください。

 その他の特徴として、「遺伝資源保存」に注力しています。クワやワタなどの繊維作物や野蚕についてさまざまな品種を維持しています。これらの遺伝資源は学内外の研究者や教育機関に利用されています。

農場の位置

 上田キャンパスは上田市街地に近く、北陸新幹線上田駅や上信越自動車道上田菅平ICからのアクセスも便利です。大室農場は東御(とうみ)市の大室山中腹にあり、のどかで見晴らしの良い場所です。上田キャンパスからは車で30分くらいかかります。 
 それぞれの農場での違い(周辺環境や標高など)を活かして研究教育に利用しています。

農場の沿革

・明治43年(1910年) 上田蚕糸専門学校創立と同時に附属農場が設置されました。
・昭和19年(1944年) 学科改組に伴い農場が拡充し、大室農場が新たに増設される。構内農場に加えて2農場が上田繊維専門学校附属農場となりました。
・昭和24年(1949年) 信州大学繊維学部への昇格に伴い、大学設置法で官制化された学部附属農場となりました。

昔の農場