梶浦教授が全国大学農場教育賞を受賞されました

 全国大学附属農場協議会の令和7年度秋季全国協議会が10月に北海道大学で開催されました。当農場も会員校となっており教員と技術職員で参加をしました。協議会では農場等においてフィールド科学の教育の実施や改善等に顕著な貢献をした教員に「全国大学農場教育賞」を授与しており、繊維学部応用生物科学科の梶浦善太教授が令和7年度全国大学農場教育賞を受賞し、受賞式が行われました(業績名「野蚕研究センター」の設立と遺伝子源の継代普及)。

 受賞に関して梶浦教授よりコメントを頂きました。「今回の受賞に際し、お世話になった先生方、技術職員・事務職員の方々、野蚕を学んだ卒業生・現役生の皆様に心からお礼申し上げます。 繊維学部附属農場における野蚕は1975年大室農場で天蚕とサクサンを飼育するところから始まりました。2025年はちょうど50年にあたります。 私自身は野蚕にかかわって約35年になります。その間、野生の天蚕などを採集して系統化し、研究教育と野蚕業に利用することを続けてきました。 野蚕に限らず、農場には優れた生物資源がありますので、それらを研究・教育に役立てていただければ幸甚です。どうぞよろしくお願い申し上げます。」

 繊維学部附属農場の特色の一つに「野蚕」の飼育と研究があります。梶浦先生を中心に教員と技術職員が協力して維持発展させてきました。今回の受賞は技術職員にとっても大きな喜びです。これからも多くの方に農場の資源を活用いただけるように農場スタッフで「野蚕」を大切にしていきたいと思っています。