令和5年 春の養蚕が始まりました

いよいよ今年も養蚕の季節になりました。農場もがぜん忙しくなってきました。
当農場での養蚕は最初(1令~3令)は桑葉で育てるのではなく人工飼料蚕室で飼育します。

最初の作業は「掃き立て」です。卵から孵化した1令幼虫(蟻蚕(ぎさん)や毛蚕(けご)とも言います)に最初の餌を与えることを言います。2㎜くらいの幼虫を卵のついた台紙から蚕座(飼育台のこと)やさしく羽ぼうきで掃き落とすので掃き立てと呼ばれます。

これから蚕から目が離せない日が1か月ほどつづきます。

産卵台紙と卵
円形の枠に母蛾を入れて産卵させるのでこのような形になります

人工飼料を細かくしているところ
小さな幼虫でも食べやすいように細かくしています。この餌の上に幼虫をのせてあげます