附属農場は地域の企業や団体と連携して教育研究事業に取り組み、地域の課題解決と繊維関連産業や文化の発展を目指しています。 また、保育園や高校などの教育機関には農場を活用することで土や植物にふれる機会を提供し、自然や生命に関心を持つような開放事業も行っています。授業や課外活動で農場の見学を希望される場合はご相談ください。

農場を利用した地域連携活動の例

ボランティアとの共同養蚕事業

 上田地域で養蚕やシルクの普及・啓発に関する活動をしている蚕飼姫プロジェクトの方々と協力して養蚕をしています。繭は上田紬にも利用されています。このような活動を通して「蚕都上田」でカイコやシルクへの関心が高まることを期待しています。


サツマイモ掘り体験

 近隣の保育園や幼稚園の子供たちに苗の植え付けや芋掘りの体験をしてもらっています。毎年楽しみな行事です。葉っぱの部分は研究用昆虫の飼料として利用しています。


綿花栽培指導

 綿花栽培普及のため県内外の教育機関や団体からの技術相談に対応しています。 教育・研究用にさまざまな品種の種子の提供も行なっています。


共同研究・技術相談

 地域の企業や団体と農場施設や圃場を利用した共同研究を行なっています。 また養蚕や繊維作物に関する技術相談は随時受け付けています。 教育機関からの体験学習や教材開発の相談についても対応します。


生産物・加工品の販売

 農場実習や研究支援活動の収穫物は地域の団体や企業と協力して商品開発や加工、販売を行なっています。 「桑の実ジャム」や「桑の葉ほうじ茶」は定番のお土産品として好評です。(販売場所は繊維学部事務)その他にも季節ごとに収穫した野菜類も販売しています。