上田市立東小学校3年生が真綿づくり体験に来てくれました

今年、上田市立東小学校の3年生は総合的な学習の時間を使って養蚕について学ぶため繊維学部附属農場と交流を続けてきました。夏には農場の桑園や蚕室を見学、自分たちでもカイコの飼育をしました。今回は、繊維学部構内にある「真綿・蚕糸館」や「資料館(旧貯繭庫)」を見学して、さらに「角真綿づくり」も体験しました。真綿とは繭を煮て柔らかくしてから手で拡げたもので、昔から防寒用品に利用したり紬糸にしたりしてきました。
 今回の体験では、一人ひとり繭を手でひろげて蛹を出してから木枠にかけるという作業をしました。最初はおっかなびっくりでしたが、すぐに慣れてきて上手に掛けることができました。できた作品は持ち帰って飾ってもらいます。児童たちは真綿というものに初めて触り「やわらかい!」「あったかい!」と驚いていました。資料館では昔の養蚕についても話を聞くことができました。児童たちが見て触ったり、作ったりする様子がとてもいきいきしていて、こちらも嬉しくなりました。